来た!ギックリ腰
それは26歳の春の事でした。友人たちとシェアしていたアパートで初めてグキッという自分の腰が立てる音を聞きました。
いつもの一日の始まりです。その日は学校が休みだったのでたぶん週末の出来事です。リビングで掃除をしている時にガラスのテーブルを持ち上げました。「ウッ!動けない・・・」
これはもしやぎっくり腰?そのまま這いつくばるようにしてどうにか自分の部屋のベッドにたどり着きました。
その日は友人たちとご飯を一緒に食べる日だったのですが、もちろんそんな状況ではありません。
一緒に住んでいる友達に「今日は無理だわ、どうやら腰を痛めたみたいだからみんなによろしく言っておいて」と伝えました。
後ろ髪を引かれるように「大丈夫?」と言いながら、アパートを後にした友人。ごめんよ。
どんな態勢を取っても痛い。その当時はインターネットはようやくインターネットカフェでメールをやり取りする程度の普及う状況だったので、スマホで調べる事はできず、どうすれば良いかの対処法が分かりませんでした。
以前に聞きかじったことのある情報、それは「ひたすら休養」する事。
どんな態勢でも辛い。寝返りが打てない、という初めての痛さを経験しました。
その日は最低限の身動きしか取れませんでした。
トイレにだけはどうにか行けましたが、今ではどうやって用を足したのか覚えていません。
それから完全に痛みが消えるまでは3,4日経ったと思います。
その日を境に、思い出したころにグキッと腰痛に見舞われることがあります。繰り返すとは聞いていたけれど、これは本当の事だなあ、と実感しています。
体の事に詳しい上司や理学療法士の妹のアドバイスによると、腰痛を防ぐには「腹筋を鍛えるのが大事」らしいです。
お腹の筋肉をつける事により、腰をしっかり支えられる、と。
「なるほど」と思い、聞いてからは腹筋を意識して鍛えたりするのですが、根が無精者なのである程度時間が経つとすぐ忘れてしまいます。
そして忘れたころにまた掃除中(なぜかいつも掃除している時になってしまいます)に痛める、の繰り返しです。
あとは、物を持つときに膝を使う事も大事だと感じています。
腰を折るのではなく、しゃがんで物を拾ったり、持ったりすると比較的負担が少なく、あのキピーンとした痛みには襲われるのを避けることができます。
そいうは言っても日課にしないと、うっかりやってしまうのですが…。
温めるのも効果的です。妊娠中も腰を痛めやすいので、いつもフリース素材のブランケットを腰に巻いていました。
意識を向けないとついつい無理な姿勢をとったりしがちです。
温かい飲み物を飲み、寒い日にはホカロンを。お腹の子供だけでなく、自分の腰にも注意していました。ただでさえいつもよりも注意が必要な時期でしたから。
40代も半ばに入ってますます注意が必要です。自分の体の声に耳を傾け、ストレッチ(体が柔らかいと転んだ時に骨折することも避けられるそうです)をしながら、大事に一日一日を過ごしたいと思う今日この頃です。