腰痛は本当に大変だ。

腰痛に関する情報を色々と紹介させて頂いております。

40代になって判明した学生時代のけが

現在63歳ですが、いまから20年近く前に腰痛を経験しました。元々小さいころから剣道をやっており、高校・大学時代も剣道部に所属し稽古に明け暮れる毎日でした。
大学卒業後電機会社に就職し、結婚・子供の誕生と忙しい毎日でしたが、子供が成長小学5年生になったとき、剣道をやりたいと言ってきたので、それでは一緒にやろう、と近くの剣道クラブに入会しました。就職後にも会社で稽古はやっていたのですが、あるとき、試合前の稽古中にアキレス腱を切って以来8年間稽古から遠ざかっていました。
週1-2回、子供と一緒に定期的に稽古に通うようになり、だんだん稽古が楽しみになっていきました。稽古を積むにしたがって、会社の剣道クラブにも復帰し、年に数回社会人剣道大会にも参加していました。30代後半あたりから、だんだん右腰のあたりに痛みが出てきましたが、当時は「稽古のしすぎだろう、少し休めば痛みもなくなるはず」と考えていました。実際稽古を少し休めば痛みもなくなっていたので、あまり気にしませんでした。
ところが、40歳を過ぎてからはなかなか腰の痛みが引かなくなり、とうとう我慢できずに整形外科に行って、レントゲン写真を撮ってもらったところ「腰椎分離ですね」と言われました。腰のあたりの背骨は腰椎と呼ばれ、その骨は左右後方に犬の耳のように骨が出ているのですが「その一部が骨折しておりそのために痛みが出ている」と言う説明でした。さらにはこの骨折は「ここ10年で起こったものではなく、20年近く前に起こったものである」との説明を受けました。
そういえば20年近く前、すなはち大学2年の時に、稽古中に突然背中が痛くなり辛い思いをしていたのですが、我慢しながら稽古をしていくうちに、1ヶ月ほどしたら痛みがなくなったのでそのままにしていたのです。その話をしたら、医者は「その際に骨折したが、剣道の防具で腰に巻く垂(たれ)が、コルセットのような役をした結果、痛みが少なくなり、そうこうしているうちに、骨折部分が治癒したのであろう」との結論でした。
さらには「その時とは違って今はもう歳なのだから、これからの剣道の稽古は(若いころのような)鍛える稽古ではなく、適度な稽古に買えるべきですね」とのアドバイスをいただき、少しがっかりしながら帰宅しました。それ以降、医者の助言に従いながら稽古を続けました。若いころのような、遠間から飛び込むような稽古ではなく、しっかりと自分の打ち込める間合いまで詰めてから打つような稽古に変え、足腰への負担量を抑えることに努めたせいか、しだいに痛みも治まり、それ以降適度な量の稽古を続けています。
ただ、60歳を過ぎてからは、加齢のせいか、今度は脊柱管狭窄による痛みが出るようになりました。いろいろ本を読んだり、試行錯誤をした結果、ウオーキング等で足腰の筋肉を維持することで、痛みを低減できることがわかりました。今後もウオーキングと剣道の稽古を並行して行うことで、腰痛を避けて行きたいと思います。